霧島山と霧島温泉郷の案内
……霧島温泉は霧島山麓に沸く、ゆけむり立ちのぼる魅惑の温泉郷です。硫黄のにおいが鼻を心地よく刺激し、湯ぶねには白い湯花が浮かぶ本格温泉……一度行ったら、あなたもやみつきになります。
温泉が大好きな方へ、お勧めのナンバーワン、イチオシの温泉郷です。
霧島山
天孫降臨やそれにまつわる神話が多く残り、ゆかりの神社や祭の多い霧島。標高1700mの韓国岳を最高峰に山々が連なる。あたり一帯は温泉も多く、緑の宝庫で、自然を活かしたレジャーが楽しめます。
また、国内最大級の古代住居遺跡や壺酢の並ぶ光景は有名で、いつ訪れてもこの地ならではの魅力を満喫できます。
霧島山(きりしまやま)は、宮崎県と鹿児島県の県境に広がる火山群の総称です。
霧島連峰あるいは霧島火山群とも呼ばれ、ランクBの活火山に指定されています。
日本百名山の一つ。
<左>韓国岳(からくにだけ) <右>高千穂峰(たかちほのみね)
最高峰の韓国岳(標高1700m)と、霊峰、高千穂峰(標高1574m)の間や周辺に山々が連なって山塊を成しています。
霧島山という固有の山はなく、地元でも個々の山を個々の名で呼んでいます。
「霧島山」とは霧島山群を指し、「霧島」は、山々に加えて多くのカルデラ湖、高千穂河原やえびの高原などの観光拠点、霧島温泉郷などを含む意で使われています。
JRや高速道路など交通の便も良く、ミヤマキリシマの群生地や、野生のシカも多く、1年を通して、登山客や観光客でにぎわう南九州の観光スポットです。
また、霧島一帯は霧島屋久国立公園として全国で最初に指定された国立公園のひとつでもあります。(1934年3月16日の指定)。
歴史にみる霧島山
古代においては天孫降臨説話の舞台として、中世においては修験道の霊山として、近世から現代においては温泉保養地としての歴史を有している。
10世紀中頃: 性空上人の霧島山修行。
1714年(正徳4年): 霧島山南西部で硫黄谷温泉が発見される。
1929年(昭和4年): 林田熊一が林田温泉を開発。
1934年(昭和9年)3月16日: 日本で最初の国立公園に指定された。当時の名称は「霧島国立公園」。
高千穂峰の山頂には、アマテラスの孫ニニギが降臨(天孫降臨)に際して逆さに突きたてたという天の逆鉾が立てられている。坂本龍馬・おりょう夫婦の新婚旅行の地としても知られる。
霧島温泉郷
霧島温泉郷(きりしまおんせんきょう)は、鹿児島県霧島市から湧水町にかけての霧島山中腹に点在する温泉群の総称です。
昭和34年5月4日、「霧島温泉」として、旧・霧島町の霧島神宮温泉とともに国民保養温泉地に指定されています。
……林田温泉、硫黄谷温泉、丸尾温泉などと称する霧島温泉郷は霧島山の中腹、標高五〇〇〜八〇〇メートルに位置し、南に桜島を浮かべる錦江湾を望む。高原を渡る風がさわやかなリゾート地でもあり、別荘も多い。温泉街は国道223号線沿いに開け、設備のととのった豪華ホテルから、閑静な和風旅館、自炊のできる温泉宿までさまざまなタイプの宿泊施設が揃っています。
硫黄谷温泉
1714年(正徳4年)、飯田喜八によって発見された。江戸時代に書かれた『諸国温泉効能鑑』(温泉番付)に「薩摩硫黄湯」として記載されており、皮膚病に効能があるとされていた。江戸時代後期の地誌『三国名勝図会』にも挿絵とともに紹介されており、湯を患部に当てる打たせ湯や、身分の高い者だけが利用できる殿様湯についての記述もある。1866年(慶応2年)に坂本龍馬夫妻が訪れた。1949年(昭和24年)8月16日、台風による山崩れの被害を受けて移転し、現在では泉源のみ利用され近隣の霧島ホテルに送湯している。
明礬温泉
明礬山から湧出しているためにこの名が付けられた。1869年(明治2年)頃に宿泊施設が設けられたが、山崩れのため廃止され泉源のみ利用されている。
栄之尾温泉
1744年(延享元年)、安藤仲兵衛国広によって発見された。『三国名勝図会』には、硫黄谷温泉と同じく打たせ湯の設備を持っており効能も似ているが、湯の性質は穏やかであり症状に応じて選ぶことを勧める記述がある。1861年(文久元年)、当時の薩摩藩藩主島津忠義の避暑地として利用された。1934年(昭和9年)、林田温泉に吸収され露天風呂として利用されている。
林田温泉
栄之尾温泉に隣接する温泉地。1929年(昭和4年)、林田熊一によって開発された。私設道路などが整備され近代的温泉保養地の先駆けとなった。
丸尾温泉
1819年(文政2年)、横尾権太によって発見された。霧島温泉郷の中心的存在となっている。
栗川温泉
1835年(天保6年)、牧彦八によって発見された。
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交通アクセスも便利に
……南九州(鹿児島、宮崎、熊本)へは、数年前まで、ちょっと行くには遠い、交通の便が悪い印象でしたが、高速道路の整備と新幹線の開通で、一気に近場になりました。
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